サッカーの常識の一部をラグビーに持ち込むと、心身ともに痛い目にあいます。
もし高校からサッカー部➡ラグビー部に変更するなら、知っておいてほしい。
ここでは、私の実体験をもとに
中学サッカー部→高校でラグビー部に入部した際に試合中してはいけないこと3選
を紹介します。
高校からラグビーを始めようとしている方は参考にしてみてください!
シミュレーション(わざとコケる)してはいけない
サッカーではPKやFKをもらうためにわざとコケることも一つの技術だったと思います。
ディフェンダーが体をぶつけてきた時、耐えられる力加減だとしてもファウルをもらった方が得な場面は大いにありました。
しかし、ラグビーにおいては倒れること自体が原則悪です。
トライやボールリリース(倒れてボールを味方に供給する)以外のプレーが立った姿勢のまま行います。
ボールを持ってない時に軽くぶつかるくらいはよくあるので、わざとコケるより逆に吹っ飛ばすくらいの筋トレをしていきましょう。
地面に転がって痛いフリなんてしたら、敵はガン無視、味方から罵詈雑言が飛んできますのでご注意を。
レフリーに抗議をするそぶりすら見せてはいけない
ラグビーではレフリーに抗議をするそぶりすら見せてはいけません。
ジャッジに不服な態度を取れば、即イエローカード(10分間の退場処分)もあり得る競技です。
サッカーでは、選手たちがレフリーに詰め寄って抗議するシーンがよく見られます。
その抗議の結果、判定を覆すことはないし、最悪退場勧告を受ける場合も少なくないでしょう。
選手側からすれば、正しいジャッジをしてほしいという気持ちはもちろんわかります。
しかし、レフリーも人間です。
「お前は間違っている!」なんて高圧的にいったらますます自己弁護に走ります。
親から頭ごなしに「勉強しなさい!」と怒られた時の心境に近いかもしれません。
人間の本質を理解すれば、レフリーへの抗議は無益な上に、下手したら自分たちの害となります。
ラグビーにおいて、レフリーへの抗議は基本キャプテンのみで、どこが問題だったのかを冷静に確認するまでに留まります。
「もしかしたら自分が気づかない反則があったかもしれない」
そういう気持ちで、試合中は不服なジャッジのことをすぐ忘れてしまった方が賢明です。
そして、試合後のMTGなどでレフリーやチームメイトに確認し、次の試合で活かしましょう。
笛が鳴るまで絶対プレーをやめてはいけない
サッカーではよく、レフリーがファウルをスルーした時、ファウルアピールを3~5秒ほどする選手がいます。
そのアピールの結果、何事もなく試合は続行され、チームはプレーできる選手が一人減っている状態になります。
ラグビーも同じで、笛が鳴るまでプレーが止まることはありません。
ラグビーとサッカーの違うところは、ラグビーはアピールしている数秒で相手に得点される可能性がかなり高いところです。
一人いないだけでDFのラインが広がって穴が開きやすくなったり、短すぎて単純に外から崩れるきっかけになります。
ラグビーでは笛が鳴るまで絶対プレーをやめてはいけません。
ラグビーで一人いない状況がいかに苦しいか、イエローカードが10分間退場処分なことからその重さがわかると思います。
練習の時から笛や声がかかるまで、集中してプレーをし続ける癖をつけていきましょう。
まとめ
とはいえ、実際に試合を見たり、経験しないとわからないことがいっぱいあると思います。
ラグビーをうまくなりたい!勉強したい!と思うなら、同じポジションの人の動きを見て勉強するといいでしょう。
YouTubeでも他の動画サービスでも、興味があれば見てみて下さい。
「何かを学ぼう」という気持ちがあれば、あなたは少しずつ、しかし確実に強くなれるでしょう。
コメント