どんなスポーツでも審判の誤審は必ずあるものです。
明らかなジャッジミス、それを阿修羅の如く怒って、審判に詰め寄る選手をよく見ます。
もちろん、誤審をしてしまった審判は悪いのかもしれません。
詰め寄る選手の意見はド正論かもしれません。
ただ、これから勝利を積み上げたいと思うなら、誤審した審判に詰め寄らないほうが身のためです。
今回は、誤審した審判に詰め寄らないほうがいい理由についてご紹介します。
「いやいや、誤審したら責めていいに決まってるでしょ!」
「審判に詰め寄るチームメイトを落ち着かせる説得材料が欲しい・・・」
↑このようなお悩みをお持ちであれば、参考にしてみてください!
なぜいけない?誤審した審判に詰め寄らないほうがいい理由
誤審した審判に詰め寄らないほうがいい理由、それは
詰め寄ったその瞬間、その一試合だけじゃなく、今後の試合も不利になるからです。
野球やサッカーの試合で、ビデオ判定以外まともに判定が覆ったことがありますでしょうか?
少なくとも私は覚えがありません。
詰め寄っていい結果が生まれたなんて話は一つも思い出せない。
むしろ抗議した選手や監督は退場させられているイメージが強いです。
その後の試合展開も、抗議した側のチームはグレーなプレーを不利に判定されて終始不満顔。
試合後にファンもチームも審判を責めているイメージがあります。
そして、審判はそんなチームに悪い印象をずっと抱え、次の試合から審判が敵になるという状況が生まれます。
審判に抗議➡審判が敵になる➡勝てなくてイライラ・・・という負のループに入ってしまうから、
審判に詰め寄るのはやめたほうがいいのです。
審判に対する怒りを抑える方法
自分が審判の立場だったらどう思うか考えてみましょう。
そもそも審判とはどんな人なのでしょうか?
審判とは、そのスポーツでは先輩であり、知識もある人だということが分かります。
そんな人が試合中に選手やファンから
「どこ見てんだアホ!」だの「脳みそ腐ってんのか?」だの言われたらどう思うでしょうか?
私がもし審判だったら、こんな風にはらわたが煮えくり返ってるでしょう。
「なんじゃこいつら、文句ばっか言い腐って、全然ルール知らんくせに偉そうに・・・・」
もちろん、なるべく公平公正にジャッジするよう努めるでしょうが、無意識に偏りが出るはずです。
あなただって審判の立場だったら、少なくともいい気はしないでしょう。
誤審は確かに良くないことですが、審判も人間である以上ミスはあるし、責められたら自分を守ろうとします。
自分が審判だったら、文句言ってきた選手やチームにものすごく悪い印象を持つのは当然です。
こうやって考えれば、審判への怒りも同情に変わり、冷静な対応や気持ちの切り替えが出来るはずです。
どうしても誤審に抗議したくなった場合は・・・
キャプテンが代表して、穏やかに質問をしましょう。
「今の、誰のファールですか?」とか「さっきの、相手の反則ありませんでした?」と、穏やかに、出来れば笑顔で、確認レベルに留めることをおすすめします。
そうすれば、審判の自尊心を傷つけず、審判が敵に回ることはぐっと少なくなるでしょう。
逆に相手が審判を責めたりしていたら、グレーなプレーを有利に判定してくれるかもしれません。
審判の知識と自尊心を尊重し、選手として、チームとして審判と良い関係を構築しましょう。
余談:AI審判が導入されたら文句を言っても問題ないのか?
AI審判が導入されたとしても、文句は言わないほうがいいでしょう。
なぜなら、文句を言う癖がついて、他人とけんかするきっかけが増えてしまうからです。
AIであれば恐らくは、罵詈雑言を投げかけられたとしてもノーダメでしょう。
試合も公平公正にジャッジしてくれるでしょうし、ジャッジのスピードも上がると思われます。
ですので、自制が出来る人なら、AI審判に対して多少文句を言う程度であれば問題ないでしょう。
しかし、言葉は使い続けると習慣化します。
文句を言うことが口癖になり、思わぬところで他人を怒らせてしまう可能性が高まります。
陰口なんてのも、意外と本人は知っていて、いつかとんでもないしっぺ返しをくらうかも・・・。
そうならないためにも、出来るだけ意識して文句を言うのはやめていきましょう。
わたしもまだまだ修行中ですが、意識するのとしないのとでは大きく異なります。
人間関係にお困りなら、「文句を言うのをやめる」というのを試してください。
なぜ文句を言うのをやめたほうがいいのかを、もっと詳しく知りたい場合は、以下の本をおすすめします。
まさに、人間関係の教科書です。
まとめ
どんなスポーツであっても、審判に文句を言うのは割に合いません。
あなたやあなたのチームが、審判と良い関係を築き、いい試合が出来ることを祈ってます!
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