もし私が今からプロップ育成をするなら・・・という内容で書いているブログです!
- これからラグビーを始め、基礎を知りたい方
- プロップを始めようとする方
- プロップの育成に悩んでいる方
の参考になればうれしいです!
本ブログの目標は、『自信を持ってトライを狙いに行けるプロップに育てること』。
そのための中間目標と方法を、私の経験や調べたことからまとめていこうと思います。
さて、今回の目標はこちら!
ルールや戦術への理解が古かったりするかもしれませんがご容赦を。
それでは始めます!
- 高校で3年、大学で4年、社会人の草ラグビー部で3年ラグビーを経験
- 大学までの7年間、80kgない身体で1番(左プロップ)をメインにプレー
- ピークの成績は花園ベンチメンバー
- 高校時代にはFWリーダー、大学時代には学生コーチのようなものを経験
- 現在はラグビーを引退し、脱サラして農家
なぜこの目標なのか?達成するとあなたはどうなるのか?
味方の信用をATでも積み上げる必要があるから
トライを狙いにいくには、味方の信用をATでも積み上げる必要があります!
ここまで、DF・オーバー・セットプレーで地道に味方の信用を積み上げてきたはずです。
ルールも試合数を重ねて、自分に必要な分はある程度理解できたことでしょう。
そこで次は、ATでも味方の信用を得ていきましょう!
特にSHの信用は絶対に必要。
ATにおける信用はざっくりいうと、
- 焦って孤立しない
- サポートでもいいポジショニング、ランコースを走れる
- ボールを落とさない
- ボールを絡まれて奪われない
- ルールを守ってプレーできる
といったことで積み上げることが出来ます。
信用(実績)を積み上げることで、信頼(期待)が生まれます。
ATにガンガン参加して、活躍の場を広げましょう!
DFラインの蹂躙・破壊こそがプロップの醍醐味だから
DFラインの蹂躙・破壊こそがプロップの醍醐味です!
あの、”人を吹っ飛ばす快感”というのは最高です。
プロップはスクラムを組むだけでも姿勢や筋力が自然と身につくので、強くなれます。
BKの選手目掛けて突っ込むときは最高に楽しいです!
もちろん相手DFのほうが強かったら返り討ちに合いますがね(^^;
とはいえ、DFラインの蹂躙・破壊・突貫・前進こそプロップの仕事。
この楽しさを知るためにも、ATでは積極的にボールをもらえるようになりましょう!
この目標を達成するために必要なこと
とにかくボールを落とさない!キャッチの方法
まずはキャッチを鍛えましょう!
”パスしてもすぐ落とすやつ”認定のままだとまじで全然ボールをもらえなくなります。
スピードをつけた状態でパスをもらうのは、慣れるのに結構時間がかかるでしょう。
味方のパスが雑だということもありますが。
しっかりとキャッチをするには、
- 上体をパサーに向けておく
- 胸くらいの高さで両腕を前に伸ばす
- ひじは伸ばしきらず、少し余裕を持たせる
- 両手の親指・人差し指で△を作る
- ボールを迎えに行くように走りこむ
というものを意識するとキャッチしやすいはずです。
別途イメージ画像は作ろうと思います。
ATに参加するためにもまずはキャッチを鍛えましょう。
ヒットする際に意識すること
キャッチができるようになったら、相手DFにヒットしに行きましょう!
ヒットする際に意識することは以下の3つです。
- 姿勢は前傾で低くする
- ヒットする直前3歩で全力加速する
- ダブルタックルを避けるためDF1人を狙う
少しでも前に進んでラックを作るためには、最初のヒットが肝心です。
ヒットした瞬間、とにかく足を動かせるようになると、ゴリゴリ進めるようになります。
ヒットの姿勢については以下の練習がおすすめです。
ある程度の広さと二人組以上であること、少し器具が必要ですが、効果的な練習でした。
ボールの持ち方、持つ位置について
ヒット時のボールの持ち方は原則両手で、腰のあたりを常に左右に振り続けましょう!
というのも、ヒットした後、相手DFにボールを触らせないようする必要があるためです。
ボールが同じ位置にあると、DFに絡まれて、パイルアップやノックオンを狙われます。
そうならないためにも、両手でボールをもって、腰のあたりで左右に振り続けるのです。
特に、二人目のタックルを食らうときはボールに絡まれないよう要注意です。
ボールの持つ練習も以下でできますので、良かったら参考にしてください!
DFを吹っ飛ばすヒットの仕方
バンプって聞いたことありますか?
相手DFの肩めがけて全力でぶつかりに行くヒットです。
参考動画はこちら↓
フィジカルめっちゃ強い人がすると文字通りDFが吹っ飛ぶヒットなのですが、
あなたが出来そうなら挑戦してみてください。
正直私の体でバンプはほぼできませんでした(^^;
が、できた時の優越感、半端じゃない楽しさがありました。
プロップの誰もが挑戦する価値のあるプレーです。
相手DFを吹き飛ばす快感は最高!
パスダミーと緩急
パスダミーで有利なヒットを狙いましょう!
パスダミーで重要なことは”緩急”です。
パスダミーの動きは少しゆっくりして、一気に逆方向へ加速する。
相手DFがパスダミーにつられて流れてくれたら大チャンスです。
この段階ではなくてもいいですが、パスもできるようになるとパスダミーも釣りやすくなります。
パスできないことが相手DFにばれると、迷いなくタックルしてきますからね。
まずは、パスダミーの試行回数を増やして、相手DFを騙せるようにしてみましょう。
ヒットの後すぐ倒れないために必要なことと練習
ヒットの後すぐ倒れないためには、筋力とバランス感覚が必要です!
それらを身に着けるには↓の練習が一番いいと私は考えてます。
私自身は間違いなくこの練習でヒットが強くなりました。
意識すべきことだけ抜き出すと、
- ヒットは前傾姿勢で低く当たる
- 足幅は肩幅より少し広いくらいで常に保つ
- 足を回転し続ける
すぐに倒れないようになると、ATのあらゆる場面で役立ちます。
練習と場数をこなして強くなっていきましょう!
ダウンボール時にボールを奪われないためのテクニック
ダウンボールする際は、ゴールラインと垂直に倒れましょう!
垂直に倒れることでのメリットは
- ブレイクダウンのボックスが狭まり、横からオーバーに入りにくくなる
- ゲイン出来ていれば、味方はオーバーしやすい
- ジャッカルされるリスクが低くなる
といったものが挙げられます。
腹筋を意識してしっかりと自分から倒れるようにしましょう。
ただし、確か今は「亀ラック」は禁止されているはず。
なので、ボールを味方に出す際はしっかりと横向き、あるいは180°回転して出しましょう。
パイルアップされそうになったら
パイルアップされそうになったら、ターンを試してみてください。
正直上手くいくかは微妙です。
パイルアップされそうになっている時点で、筋力的にも負けて、がっちりボールに絡まれてますからね。
ただ、脱出できるとしたら、相手の力の弱いところに向かって力を入れる方法でしょう。
タイミングよくターンが出来れば、力の加え方が変わります。
「あ、やばい、パイルアップされる」と思った瞬間に試してみてください。
他にもターンではなく、下に力を加えて必死に膝ついてダウンボールする方法もあります。
が、それを意図的に阻止しようとするのがパイルアップです。
とにかく、力の弱そうなところめがけてあがきましょう。
SHからどこでボールをもらうと活躍できるか
SHからボールをもらうなら、ポストの死角とラック裏でボールをもらうと活躍できます。
どちらも基本は、相手DFの死角でボールをもらうことが狙いです。
孤立しないよう注意して狙いましょう。
もちろんこれは、SHと信頼関係があってこそ。
サインが決まっていたり、普段から練習出来ていることが前提です。
死角にうまく走りこめたら、一気にチャンスを演出できます。
ただし、孤立には十分注意。
孤立したとしても、倒れず粘ることが必要です。
足が速ければ一気にトライまでいけるので、積極的に死角を狙いましょう!
SOからどこでボールをもらうと活躍できるか
SOからボールをもらうなら、センターの前の位置から相手DFの間を狙いに行くのが良いでしょう。
相手BKを巻き込んでラックを形成できると、次の攻撃でミスマッチを作りやすくなり、味方BKがスピードで勝負しやすくなります。
また、例えボールがもらえなくても、デコイ→オーバー参加で十分仕事になります。
余裕が出てくれば、クロスなどのサインプレーを駆使すると、さらに相手DFを崩しやすくなるでしょう。
ハンドオフの使い方
ハンドオフは、つっかえ棒としてか、相手DFのバランスを崩す際に使います!
低いタックルをしてくる選手は足を狙ってきます。
ハンドオフをつっかえ棒のように使うことで、足を刈られず、相手の力を活用して距離を取ることもできます。
また、相手DFの上体を浮かせたり、逆に下へ落とすこともできます。
もちろんハンドオフは腕が長い選手のほうが効果的です。
使いようによっては短くても一定の効果は期待できます。
ただし、ハンドオフを使いすぎると、腕を掴まれてボールを持つ力が弱まることに注意です。
二人目にボールを絡まれたり、パイルアップされるリスクがあります。
挑戦してみて自分に合うかどうかを確認してみてください。
今回のまとめ
目標を達成したら次に進みましょう!
1つずつ確実に身に着けることで、あなたは自信を手にすることが出来ます。
わからなくなったらまたここに戻ってきてください!
何事も試行錯誤の回数があなたを成長させてくれます。
無論、私の考えだけでなく、周りの先輩や動画で打開策を探すのも1つの方法です。
あなたが自信を持ってプレーできる日を願っています!
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