もし私が今からプロップ育成をするなら・・・という内容で書いているブログです!
- これからラグビーを始め、基礎を知りたい方
- プロップを始めようとする方
- プロップの育成に悩んでいる方
の参考になればうれしいです!
本ブログの目標は、『自信を持ってトライを狙いに行けるプロップに育てること』。
そのための中間目標と方法を、私の経験や調べたことからまとめていこうと思います。
さて、今回の目標はこちら!
ルールや戦術への理解が古かったりするかもしれませんがご容赦を。
それでは始めます!
- 高校で3年、大学で4年、社会人の草ラグビー部で3年ラグビーを経験
- 大学までの7年間、80kgない身体で1番(左プロップ)をメインにプレー
- ピークの成績は花園ベンチメンバー
- 高校時代にはFWリーダー、大学時代には学生コーチのようなものを経験
- 現在はラグビーを引退し、脱サラして農家
なぜこの目標なのか?達成するとあなたはどうなるのか?
多分最初はWTBで後半残り5分出される・・・はず?
試合に慣れさせるため、
多分最初はリスクの低いWTBで後半残り5分出される・・・はず?です。
これは私の経験と話に聞いたものを元とした推論です。
85kg超えていた先輩は、しょっぱなプロップで出されたという話もありましたが・・・
一応心構えとしては、いつでも試合に出るという気持ちを持っておきましょう。
入部後1か月くらいしたときのこと。
他校のグラウンドでBチームの試合中、私はベンチ近くでうたたねしてました。
Aの試合も終わり、Bの試合ももうあと10分くらいで終わる状況。
ぶっちゃけ当時は、「さすがに今日試合出されることないやろ(笑)」と高をくくってました。
体重は軽かったものの、一応入部当初からプロップとして扱われてましたし、BKの経験は皆無。
スクラムもまだ組める状態ではありませんでした。
疲れと時間帯でうとうとしていると突然監督から「○○!準備しろ!」とお声が・・・。
「残り5分になったらWTBで出すから。」とまさかのBK・・・。
寝ぼけた頭でアップして、試合に出た結果、できたのはオーバー1回参加したくらい。
ほとんど何もできませんでした。
まぁ5分しかなかったというのもあります。
当時を振り返ると、気が抜けていたこと、「何もできなかった」と思ったことは反省すべきだった点でしょう。
初めての試合に必要な反省は、できたことを自分で褒めることだと、今の私は思います。
これを読んでいる皆さんは、いつでも試合に出る心構えをしておいたほうがいいですよ(^^;
DFの立ち位置、追い方とタックル、ATでオーバー1回入れば上出来
初めての試合、5分でできることに絞った時、
- DFの立ち位置
- DFでの追い方とタックル
- ATでオーバー1回
ができれば、上出来でしょう。
緊張してるでしょうし、タックル行くときは怖いと思うかもしれません。
ぶっちゃけこの試合でタックル外されるのは許容範囲だと思ってもいいでしょう。
ただ、”タックルにいった”という実績はほしい。
ミスったとしても、これから修正していきましょう。
信用がないからボールはまず回ってこない
初めての試合なので、ボールは回ってこないと思っておきましょう。
トライしたい!活躍したい!という気持ちはわかります。
が、よほど練習で味方の信用を積んでいない限り、パスされないでしょう。
ここでいう味方の信用とは、今までの実績の積み重ねです。
例を挙げると、
- パスしてもしっかりキャッチできるか?
- パイルアップやジャッカルされない体の強さがあるか?
といったものです。
初めての試合では実績がまだない≒信用がまだないです。
これらはDFやセットプレーのスキルをある程度鍛えた後、伸ばすように考えましょう。
この目標を達成するために必要なこと
必要な道具をそろえよう
まずは普段の練習、そして試合に出られるよう必要な道具をそろえましょう!
基本的には先輩からジャージや短パンをもらうことで初期費用を抑えることが出来ます。
ただし、ヘッドギアやマウスピース、スパイクといったものは、必ず自分に合うものを買いましょう。
これらは自分に合わないものを使うとマジでケガの元です。
食トレ
体重が強さに直結するラグビーでは食トレも重要です!
ラグビーを続ける限り、食トレも継続するべきトレーニングの1つ。
栄養バランスを考えた食事が望ましいでしょう。
筋肉にいいとされている食べ物は、鶏肉やブロッコリーだそうです。
が、正直私はとにかく食べることだけ意識し、昼と夜は1食米2合は食べるよう心掛けていました。
体重を増やす方法は単純にすると、摂取カロリー>消費カロリーです。
間食におにぎりやバナナ、プロテインをうまく活用すると体重が増えやすいかもしれません。
私は10時半ごろの間食と部活前16:00くらいに間食をしていたこともあります。
普段の練習はしんどいはずなので、結構食べないと逆に痩せるでしょう。
苦しいかもしれませんが、とにかくいっぱい食べましょう!
一応当時飲んでいたプロテインを載せておきます。
良ければ参考にしてください。
私は高校3年間で10kg強増えました。
基本的に栄養バランスまでは考えず、とにかく米を食べるようにしていました。
高校時代の1日の食事例を挙げると、
- 朝食おかずと米1合
- 1限終了後学食のおにぎりと唐揚げセット
- 昼食学食で丼もの大盛
- (部活前)(余裕があればおにぎり1個かカロリーメイト)
- 部活後プロテイン1杯分
- 夕食おかずと米2合
おそらく間食を増やしたほうが良かったかもしれません。
先輩たちと食べ放題にいくと、文字通り吐くまで食わされました。
が、たぶん吐く手前で止めたほうが良いです。おすすめしません。
これを読んでいるあなたは、栄養バランスも考えたうえで食事のスケジュールを立てるようにしてみてください。
筋トレ
試合に出られる最低限の筋力を身につけましょう!
最初は器具なしでいいです。
- 腕立て30回
- 腹筋30回
- 背筋30回
- スクワット30回
- 首筋トレ10回
これらを3セット、完遂できるようになるまで、筋肉痛にならなくなるまで続けましょう。
最初は2~3日にメニューを1周するくらいでいいです。
回数が足りなくてもいいので、正しいフォームで限界までやりましょう。
首筋トレですが、非常に重要なトレーニングです。
スクラム、タックルでも必要な筋肉なうえ、万が一の半身不随等になるリスクを下げられます。
慣れてきたら、器具のトレーニングを始めましょう。
先輩や雑誌などで、プロのやっている筋トレの知識を吸収していきましょう。
これ、あんま意味ないって思う人もいるかもしれませんが、覚えている数字がこれだけなので一応書きます。
私は高校時代ベンチMAX90kg、大学時代のベンチMAX105kgでした。
スクワットは自信あるのですが、数字を忘れました。
高校時代、めっちゃ強い他校では、チーム全体のベンチMAX平均値100kg超だったと聞いたことがあります。
実際、その高校は全国レベル屈指レベルで強かったです。
あなたも目標の1つに、ベンチMAX100kg超を組み込むというのもアリかもしれません。
無論、足や体幹も同じくらい鍛えること前提ですがね。
5m走は是が非でも速くなろう
50m走は遅くて良いから5m走は是が非でも速くなりましょう!
ラグビー、特にプロップにおいて重要な走力は5mの瞬発力です。
スクラム、オーバー、ヒットにタックル、あらゆる場面で必要になります。
走力UPを簡単にできるトレーニングとしては坂ダッシュをおすすめします。
特に暗くて怖い坂道は練習になりやすいです。
”この場から早く離れたい!”という恐怖がスピードを上げてくれます。
あとは腕の振りや足の上げ方を修正するのも有効でしょう。
最終目標のトライを取るためにも、5m走のスピードは重要です。
最低限のルールを学ぶ
初めての試合に向けて、これだけは覚えておきたいという最低限のルールを学んでおきましょう!
パスは後ろとか、ハイタックルは禁止、といった有名なものはなんとなく素人でもわかるはず。
問題は”よく取られるけど素人目ではわかりずらい反則”です。
例として挙げるのは、次の4つです。
- オフサイド・・・DFライン(ラックの最前列)より前でプレーを始める
- ノットロールアウェイ・・・タックルした選手が早くどかない
- オフザゲート・・・ラックの横からオーバーに入る
- オーバーザトップ・・・ラックで倒れこんで邪魔になる
いきなり理解するのは難しいかもしれません。
わからないことは先輩やレフリーに聞いてみると良いでしょう。
ルールは今後も学んで実際に反則取られて覚えていくことになります。
予習復習の要領ですね。
ネットでも、イラスト付きでわかりやすいルール解説があります。
良ければ参考にしてください。
DFの立ち位置、追い方
DFは味方と腕を伸ばしあったくらいの距離間で、真横より少し後ろに立ちましょう。
数字で言うなら、約2mくらいの感覚でしょうか。
ボールキャリアーを追う際は、自分と相手の右肩or左肩を常に垂直にして、タッチライン側に追いましょう。
タッチラインが遠かったとしても基本の追い方はこれです。
相手が外に逃げず内側にステップ切ってきたら、合わせる肩を切り替えてタックルしましょう。
逆ヘッドは避けてください。
生活に支障をきたすレベルの大けがにつながりかねないので。
内側は絶対に抜かれない。
抜かれるにしてもタッチライン側に走らせる意識を持つ。
可能であれば、この段階でも”ゴールラインと正対する”という考え方を知っていてほしいです。
けが防止にもなります。
試合が終わった後にしっかり分析するためにも、DFの立ち位置と追い方は意識しましょう。
タックルの入り方
ボールキャリアーがタックルできる間合いに入ったら、タックルにいきましょう!
怖いでしょうし、外される可能性も高いでしょうが、
”タックルにいった”という実績があなたにとって重要です。
タックルできる間合いは人それぞれ。
試行回数を積み重ねることで分かってくるものだと思います。
全力ダッシュでタックルに行けば行くほど、簡単にステップで抜かれます。
ボールが空中に浮いている間は全力ダッシュ→キャッチしそうになったら7割まで減速しましょう。
タックルに入る直前までは、姿勢が高いままでもいいです。
ステップに対応することを優先しましょう。
ステップに対応できるスピード感でタックルに入る準備をするのです。
間合いが十分に詰まったら、低い姿勢を作ってタックルに入りましょう。
私はひざ下~足首を狙いに行け!と教わりましたが、上体が地面と平行になるくらいの低さに留めましょう。
減速の仕方は、力を緩める感覚です。
車で例えると、ブレーキを踏む感覚じゃなく、アクセルから足を外す感覚。
車に乗る際はこの違いを確認してみてください。
自分で運転しなくても、観察するとなんとなくわかると思います。
オーバーの入り方
オーバーはボールの上を垂直に、倒れず越えることを意識しましょう!
初心者に多いのが、横から入る反則と倒れこんでしまう反則です。
倒れこまないアドバイスとしては、
寝ている選手の上になっている肩を片手で掴んでオーバーしてみてください。
倒れにくくなりますし、自然と上体が低くなります。
寝ている人を踏む恐怖、相手にぶつかる恐怖もあるかと思いますが、これも慣れです。
慣れるためには経験する必要があります。
オーバーは練習でも実戦に近い練習がしやすいと思うので、初試合前にしっかりと確認しておいた方がいいでしょう。
試合に出た後は反省会!
試合に出た後は少なからず反省会をしましょう!
出来れば信用できる先輩や同期に意見をもらえるといいでしょう。
難しいなら、自分一人で反省しても十分効果的です。
大事なことは、モチベの下がる考え方はしないこと。
私が今反省会するなら、自分にこういったことを問いかけます。
- 楽しかったか?
- 目標は達成できたか?
- 出来た理由は?
- 出来なかった理由は?
「うまくいかなかったな・・・」と萎えるのはやめたほうが良いです。
現在の自分の能力を責めたところで何の役にも立ちません。
エネルギーの無駄遣いです。
出来たことは素直に喜び、できなかったことは冷静に”なぜできなかったのか”を分析する。
これが、あなたという資源・エネルギーの有効活用です。
初めての試合を終えた後は、経験を大切にしつつ、新しいことも学んでいきましょう!
今回のまとめ
目標を達成したら次に進みましょう!
1つずつ確実に身に着けることで、あなたは自信を手にすることが出来ます。
わからなくなったらまたここに戻ってきてください!
何事も試行錯誤の回数があなたを成長させてくれます。
無論、私の考えだけでなく、周りの先輩や動画で打開策を探すのも1つの方法です。
あなたが自信を持ってプレーできる日を願っています!
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