ラインアウトモールDFにおける基本の考え方とおすすめ練習

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ラグビー
この記事がおすすめの方
  • ラグビーのFW初心者の方
  • モールDFの基本を知りたい方
  • モールDFをチーム全体で改善したい方

この記事では、ラインアウトモールDFにおける基本の考え方とおすすめ練習をご紹介します。

特にラインアウトモールDFでお困りの方は参考にしてみてください。

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モールが原因で被トライする原因 5選

単純な力負け

体重や筋トレの差で単純に力負けてしまうことは多いでしょう。

これに対する対策は、①体重を増やす②筋トレの負荷を強くする、といったものがどうしても基礎となります。

もちろん、努力して力で勝てるまで持っていけたら最高です。

勝負になるくらいの力をつければ、後ほど解説するモールDFの考え方を活かせるようになります。

DF側が押し返す低い姿勢を作れていない

DF側の姿勢が高くて押し込まれるケースも多いです。

基本の姿勢は『亀の姿勢』です。

しっかりとATの壁の腰に肩を当て、地面と背中を水平に、低い姿勢を作って押す必要があります。

チーム全体の押す方向が揃っていない・バインドが弱い

モールDFで押す方向が揃ってないことも、力負けする原因になります。

真っ直ぐだったり、タッチラインを意識しすぎて斜めに押したりすると、力が分散してしまいます。

バインドをがっちり組んで、押す方向を揃えて押しましょう。

モールAT側主導でモールが回されてしまう

モールATの練度が高いチームが相手だと、狙って中央側にモールを回してきます。

モールを回されると、DF側はオフサイドラインに帰ってからでないとモールに参加できなくなります。

モールに参加する人数が少なければ少ない程、当然力負けします。

なので、モールはATの狙うように回させないようにする必要があります。

故意に倒したり、横から入って反則を取られる

低い姿勢を意識しすぎるあまり、頭から落ちて故意にモールを崩したように見えたら反則を取られます。

また、ボールが見えたからと言って、横から入ってしまうのも反則を取られる可能性が高いです。

これらの反則は自分のチームを圧倒的不利にしてしまうので、反則を取られるたびに原因と対策を学び続けましょう。

↓ラグビーの主な反則について触れている記事

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チームで統一!モールDFにおける3か条

モールDFを上手く機能させるには、チームの意思統一が必要です。

特に、力負けする場合にはモールを押し返す意識ではなく、コントロールする意識を持ちましょう。

モールDFにおける3か条
  1. 押す選手全員がゴールラインと正対し続ける
  2. 亀の姿勢を徹底する
  3. 押し返す強弱をつけてモールをライン際に追い込む

押す選手全員がゴールラインと正対し続ける

選手の押す方向を揃えるためには、全員ゴールラインと正対する必要があります。

押しこまれそうになっても、体の向きはゴールラインと正対することを意識しましょう。

そうすることで、DF側の押す力が0という状態だけは避けられます。

亀の姿勢を徹底する

DF側の力をしっかりと伝えるには、スクラム同様低い亀の姿勢が有効です。

後ほどご紹介する練習や、普段から亀の姿勢の練習で癖付けていきましょう。

押し返す強弱をつけてモールをライン際に追い込む

ライン際の押す選手の力を仮に1とします。

中央寄りを押す選手の力は2以上の力で押したり、人数をかけて押すようにしてみてください。

するとAT側は力の弱いライン際に回そうとしてくるはずです。

そこをすかさず、押す選手全員でドライブ(足を動かし続ける)して、ライン際に追い込みましょう。

ボールキャリアーは外に出されるか、モールを解消させるはずです。

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モールDFで効果的なおすすめ2人練習(仮名称:ケンタウロス)

私自身が現役時代最も効果的だと感じた、モールDFで効果的なおすすめ2人練習を紹介します。

練習名が思い出せないので、練習開始時の見た目から仮名称を「ケンタウロス」とします。

必要なものと練習概要

必要な器具は特にありません。

人数は2人以上であれば可能です。

練習範囲は縦がゴールライン~ハーフライン、横は半分~全部使えることが望ましいです。

練習概要についてひと言で紹介すると、

DF側がAT側をハーフ(ゴール)ラインまで押し込む練習です。

AT側が左右にずらそうとするのをロックして、実際のモールDFでも回させない意識がポイント。

ATとDFは交互に行い、3往復(1人3セット、2人で6セット)くらいがちょうどいい量でしょう。

出来れば、肩も左右変えて練習してみてください。

練習開始時の姿勢 AT・DFがそれぞれ意識すること

練習開始時の姿勢とAT・DFがそれぞれ意識することは↓画像になります。

この姿勢を保ったまま、ハーフラインorゴールラインまで押し込むのを1セットです。

ATは左右に体をずらして、DFを多少振り回しましょう。

DF側はAT側がずらそうとするのを、首・肩・腕で上手くロックして、ゴールラインと正対したまま押しましょう。

DF側が上手くいかない場合の修正箇所例

DF側が回されたり、押し負けたりする場合は、一度姿勢を見直してみてください。

姿勢が高かったり、腋が開いていたりすると力負けしやすくなります。

もしAT側が左側にずらして進もうとしたら・・・

ここではDF側が左肩で練習している場合を想定します。

もしAT側が左側にずらして進もうとしたら、ゴールラインと正対したまま、左肩を軸に左斜め前に押し続けましょう。

AT側の思うように回されないように出来れば、本番のモールDFにもかなり活きてきます。

もし回されてしまったら、その場で姿勢を作り直し、再度押し始めてください。

もしAT側が右側にずらして進もうとしたら・・・

もしAT側が右側にずらして進もうとした場合は比較的楽です。

ゴールラインと正対したまま、首でロックして真っ直ぐ押し続けましょう。

首の使い方はタックルでも活かせますので、この練習で「首でロックする感覚」を身につけてみてください。

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多くの試合を見て、さらにラグビーの知識を深めよう

ご存じの通り、ラグビーで上手くなるためには練習が必要不可欠です。

ただ、多くの試合を見て、さらにラグビーの知識を深めることも練習と同じくらい重要です。

第三者目線で同じポジションの選手がどのように動くのかはとても参考になります。

テレビやYouTubeで参考になりそうな試合を探してみましょう。

サブスクに抵抗がなければ、J SPORTS オンデマンドで高校、大学、リーグワンの試合を研究してみてはいかがでしょうか。

上手い人のプレーを見て真似ることは、成長の近道となり得るでしょう。

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