この記事では、ラグビー初心者が部活でチームメイトと仲良くなる方法をご紹介します。
チームメイトと仲良く出来れば、ラグビーで上手くなるきっかけを得やすくなります。
また、意識してコミュニケーション能力を磨けば、一生役に立つスキルになるでしょう。
是非試してみてください!
なぜチームメイトと仲良くすることがラグビー上達のきっかけになるのか
チームメイトと仲良くなる方法をかいつまんで表すと
”仲良くなりたい人の長所を見つけて褒める”
になります。
長所の例しては、『足が速い』とか『タックルが強い』などいろいろあります。
あなたは仲良くなりたい人の長所を褒め、どうやって身につけたのか話を聞き出し、練習を真似てみる。
そうすれば、相手はあなたに気をよくし、あなたはラグビー上達のきっかけを得られるというわけです。
長所が見えれば短所も見えるようになるので、短所は黙って反面教師にしときましょう。
人に好かれる6つの原則
こちらの項目は対人関係の名著『人を動かす』を参考に、私が少しアレンジしたものです。
↓本を「読む」より「聴く」ほうがいい方はこちら
仲良くなりたい人に誠実な興味を持つ
誰かと仲良くなりたいのであれば、まずはあなたが仲良くなりたい人に誠実な興味を持ちましょう。
何もしなければ、誰もあなたに興味を持ってくれません。
雑談出来そうなとき、中学はどの部活をしていたのか、なんでラグビーを始めたのか等と聞いてみましょう。
相手が話好きなら、あなたは相槌やリアクションするだけで会話がはずみます。
もし会話が1往復で終わっても気にする必要はありません。
その原因はタイミングや相手の性格など、あなたにはどうしようもないことだったと考えましょう。
相手に興味を持って質問が出来る自分を生涯大事にしてください。
笑顔を忘れない
友好的だとアピールするためには、笑顔を時折見せることが効果的です。
仲良くしたいなら当たり前だろ!と思うかもしれませんが、人に好かれる笑顔は意外と難しいです。
マンガやアニメでも、コミュ力低めのキャラが笑うと”にやけている”と見られ、周囲から不気味に思われるシーンは数知れずです。
笑顔は時々鏡の前で練習しましょう。
他の筋肉と同様に、表情筋も普段から使わないと衰えていく一方です。
いい笑顔が出来るようになれば、それだけであなたの魅力は1つ増えます。
是非YouTubeなどで笑顔の練習方法を学んで練習してみてください。
名前を覚える
名前(呼び名)というのは、誰もが大事にするものです。
あなたも過去に名前を間違えられたり、忘れられて少し不快になる経験があるかもしれません。
逆に相手の名前をうまく会話に混ぜることができれば、あなたの親しみやすさはかなり上がります。
ですので、まずは同じ初心者仲間や指導係の先輩の顔と名前を覚えて呼ぶ練習をしましょう。
仲良くなるためには、相手の承認欲求や自己重要感を満たすことが重要です。
名前を呼ぶというのは簡単で手っ取り早く承認欲求を満たせる手法といえるでしょう。
質問の技術を磨いて聞き手に回る
仲良くなりたいなら、聞き役に回りましょう。
自分のことばかり話す人が嫌われる理由は、自分の承認欲求のみを満たそうとしているからです。
聞き役に回るためには、質問の技術を磨く必要があります。
相手に好かれる会話とは、相手が関係することを話題にし、適切な相槌や表情をすることです。
慣れてくれば、誰が相手でも少しの労力で会話を回すことが出来るようになります。
仲良くなりたい人が興味のあることを見抜く
相手が喜んで長話をしてくれそうな質問をするためには、相手の興味のあることを見抜く必要があります。
相手の興味のあることを見抜くためには、見た目や会話から探りましょう。
直球で○○って好きですか?と質問するのももちろんありです。
それに加えて私がよくやる手法は、雑談中に挟んだ小ネタに反応するか試す、です。
例えば、相手がアニメ好きか気になるなら、ワ〇ピースなどの超有名作品の小ネタを混ぜます。
そこから、アニメ好きですか?→何系見てますか?→おすすめとかありますか?と質問して深堀します。
あなたより相手の方が知識が深いなら、教わるように話を聞きましょう。
知識が浅ければ、同じレベルで少し会話しつつ、次の探りの小ネタを混ざると会話はずっと回ります。
心から褒める(お世辞はNGなので言い換える力を身につける)
相手の長所や尊敬できるところが見つかれば、心から褒めましょう。
褒めることで相手の承認欲求(自己重要感)を大きく満たし、あなたに興味を持たせるのです。
「これだけ私を評価してくれるこの人はきっといい人だ!」と思ってもらえれば、とんとん拍子で仲良くなれるでしょう。
どんな人でも良いところは見つけることができます。
そのために必要な技術が「言い換え」です。
例:「あの人は何もかも遅い」→言い換え→「あの人は慎重派だ(ミスが少ないとは言ってない)」
誰かをけなしたり、馬鹿にしたりする発言は、あなたの身の危険性を少しずつ高めてしまいます。
角が立たない発言を身につけるためにも、言い換えの技術は必要なのです。
なお、お世辞などの心にもないこと、事実ではないことを言うのはNG。
なぜなら、お世辞の技術とは、自分にも相手にも嘘をつき通す技術なのでかなり難しいからです。
正直に、思ったことを、角が立たない話が出来るよう意識してみてください。
対象者別で仲良くなるため質問・褒める内容を考える
ここからは、対象者別で仲良くなるため質問・褒める内容を考えてみましょう。
上手く雑談に混ぜることが出来れば、チームに溶け込めやすくなること間違いなしです。
無理に全員と仲良くなる必要はありません。
仲良くなれそうな人から試行錯誤を繰り返しましょう。
初心者仲間と仲良くなる
初心者同士は同じ練習をこなすことが多いので仲良くなりやすいでしょう。
ラグビーの理解度も同じくらいということを前提に質問・振る話題を考えます。
もちろんこれはあくまで参考ですので、あなたが振ってみたい話も実際に試してください。
話題・質問 例
- 今までは何のスポーツをしていた?
- なんでラグビー部に入ったの?
- どこかやりたいポジションある?
- 部活内に知り合いの先輩とかいる?
- 家で自主練とかしてる?
褒める内容 例
・足の速さ(わかりやすく、ラグビーでも重宝される能力のため)
・スタミナ(元バスケ部、元水泳部などの人へ)
・体格(すでに身長175cm以上や体重75kg以上の人)
・性格(穏やかな人なら「優しそう」、感情豊かな人なら「ラグビー合ってそう」)
・知識(ルールの勉強や単純に学力を褒める)
経験者の同学年と仲良くなる
経験者の同学年はすでに同じ中学でグループを形成していたり、少しハードルが高いかもしれません。
とはいえ彼らも同じ人間なので、上手にも下手にも出ず、対等かつ素直に話が出来れば仲良くなれるはず。
彼らのラグビー知識を聞き出し、賞賛して、教わり、真似る。
これが出来れば、あなたはラグビーで活躍しやすくなり、徐々にグループの輪に馴染めるでしょう。
話題・質問 例
- 中学の時のポジションどこ?
- 高校ラグビーって中学のラグビーと違うの?
- 他のスポーツもしてたの?
- 部活内に知り合いの先輩いる?
- 初心者ってまずどのプレーから出来るようになったらいい?
褒める内容 例
- ラグビーの知識や技術(上記の質問をした後、「すげー」などの相槌で良い)
- 練習に対する忍耐力(初心者よりもきつい練習をさせられていることが多いため)
- 先輩とのコミュニケーション力(意見交換が出来ている人へ)
- 教え方(具体的な課題、解決のための練習を言語化できる人へ)
- プレーのすごさ(タックルやランに特別感がある人へ)
先輩と仲良くなる
まずは指導係の先輩と話が出来るようになりましょう。
ラグビーについて質問をすれば、少しずつ距離を縮めることが出来ます。
ただし、言葉遣いや態度は礼節をもって対応しましょう。
ちょっとしたからかいやため口でも、部内であなたの立場が悪くなります。
話題・質問 例
- ○○のコツってありますか?
- ○○が上手く出来ないんですけど見てもらえますか?(タックルやヒット練習などの課題を質問)
- どれくらい(どうやって)体重増えました?
- 勉強不安なんですけど、どうやって乗り切ってます?
- 合宿って大変ですか?
褒める内容 例
- 教え方(理解出来たら単純に「わかりました!ありがとうございます!」を必ず言う)
- 1~2年間ラグビー部にいること(ラグビーの練習、筋トレはマジできついので)
- 能力の特徴(足の速さ、ヒットの強さ、コミュニケーション力など)
- 体格(筋トレしている人は大抵筋肉を褒められたがっているので)
- 勉強との両立(出来ている人は人生のコツを掴んでいる人だと思うので、コツを聞きましょう)
良好な人間関係を築く練習の場としよう
ラグビーは大人数でするスポーツなので、良好な人間関係を築く練習の場としてもってこいです。
ご紹介した内容を試行錯誤して、楽しくラグビーに取り組んでください!
また、どうしても苦手な人がいれば、そういう人と無理に仲良くする必要はありません。
感情を無にした徹底的な事務対応と「人間関係の損切り」を学ぶ相手として、反面教師にしましょう。
コメント