この記事では、ラグビーの基本姿勢「亀の姿勢」について解説します。
タックル、オーバー、スクラム、モールDFなど多くの場面で役立ちますので、参考にしてみてください。
亀の姿勢とは?
亀の姿勢とは、下の画像のような姿勢です。
顔を前に、胸を張って、胴体は地面と水平、足は肩幅より少し広げ、膝の角度を95°〜105°に保ちましょう。
亀の姿勢が役立つ場面は?
亀の姿勢が役立つ場面は主に4つ。
スクラム、モールDF、ラックのオーバー、タックルです。
スクラムは8人全員が亀の姿勢を低くキープすることで、多少の体重差なら押し勝つことが出来ます。
モールDFは味方と押す方向を揃えて、低く押す必要があるので、亀の姿勢は重要です。
ラックのオーバーで耐える姿勢も、この亀の姿勢を使います。
タックルで押し込む際も、足は動かし続けますが、胴体が地面と水平なので基本は亀の姿勢です。
主にこの4場面ですが、亀の姿勢はすべてのプレーの基礎になるので、しっかりと身につけましょう。
亀の姿勢の練習方法
もう一度亀の姿勢を確認してから、それぞれの練習方法を試してみてください。
1人で練習する場合
亀の姿勢を1分+休憩30秒を3セット
基本の練習方法です。
壁などに手を置き、出来る限り低い姿勢を保ちましょう。
背中が曲がらないよう顔を上げ、背中にボールを載せても落ちない姿勢を続けます。
腰に重りを載せて1分+休憩30秒を3セット
基本の練習方法に慣れてきたら、腰にバーベル20kgや人を載せて練習しましょう。
もちろんケガのないよう、耐えうるギリギリの重さを探ってください。
タイヤやスクラムマシーンを押し続ける
スクラムやオーバーで足を上手く使うための練習方法です。
膝を曲げすぎず、伸び切らず、少しずつ動きながらも力が伝えやすい姿勢を保ちましょう。
私は小さなスクラムマシーンをヒット➡3歩押すを繰り返して、グラウンド半周したりしてました。
タイヤ押しはゆっくり、姿勢を崩さず押すことを意識して行いましょう。
2人で練習する場合
スクラムで使える1対1
2人で亀の姿勢をキープして、前後左右動く練習です。
姿勢をキープする目的の練習なので、互いに体重を預けて意思疎通を取りながら移動しましょう。
慣れてきたら、支えの手も相手を掴んで練習しましょう。
モールDFで使える1対1
主にモールDFで役立つ練習ですが、正直すべてのプレーでかなり効果の出る練習です。
ゴールラインと正対する意識も、低い姿勢も、モールATの回し方も練習できます。
画像のように、モールAT側とDF側で1組になり、ゴールラインからハーフラインまで押す練習です。
AT側は左右にずらしてみたり、低くなったりしてDF側に少し負荷をかけましょう。
DF側はAT側に何をされても、ゴールラインと正対し、まっすぐ押し込むことを意識します。
亀の姿勢を極めて、多くのプレーで活躍しよう!
亀の姿勢はスクラムやタックル、ヒットやモールと多くのプレーで活躍します。
初心者こそこの基本姿勢をしっかり練習し、試合で活躍できる基礎を身につけましょう!
コメント