「FWのディフェンスってどの位置に立てばいいの?」
「自分からは遠いところで大ピンチみたいな場面、ボールキャリアー追いかけたほうがいいの?」
こういった疑問に、私が思うベストなランコース(ディフェンス編)をご紹介します。
効率的なランコースを意識するだけで、スタミナ管理は大きく変わります。
ここぞというときに全力でプレーするためにも、この記事の内容を意識してみてください。
まずはDF時のFWの立ち位置を確認しよう
まずはDF時のFWの立ち位置を確認しよう
DF時のFWは、基本的にピラー(ラックのすぐ隣)・ポスト(ピラーの隣)に立ちます。
ラックの近くに立つ理由は、相手のFWと力勝負するため、相手のBKにステップで抜かれないためです。
その基本をもとに、
- どういうことを意識して走る?
- DF時ラックでファイトする条件は?
- 自分から遠いところで大ピンチの場合、ボールキャリアーを追いかけるの?
の3つの場面に分けて各ランコースを解説します。
なお、ポストのもう一つ隣に3枚目のFWが入りますが、ピラー・ポストより応用が必要なため、ここでは省略します。
ラグビーのFW初心者が知るべきランコースの考え方 DF編
ここから図解も交えますので、まずは各定義を共有します。
DFではどういうことを意識して走る?
FWは相手SOの内側を抜かれないようにディフェンスします。
そのために意識すべきことは、
- 自分の守るべき範囲を守ること
- 内返しを警戒しながらボールを追いかけること
- 次のブレイクダウンでもポスト・ピラーにすぐ着くこと
です。
ボールを追いかけなかったら、BKのポジションでDFすることになってしまいます。
そうなると走力で抜かれる可能性が高まり、最悪トライされたらあなたの責任にされるかもしれません。
自分が楽するために、SOの内側を抑えながらボールを追いかけましょう。
そうすれば自然と、次のブレイクダウンでもポスト・ピラーに立てます。
DF時、ラックでファイトする条件は?
DF時、ラックでファイトするかピラーに立つか迷う場面があるかもしれません。
基本、DF時のラックでファイトするのは下記の状況のみで、あとはピラーに立ちましょう。
ブレイクダウンのボールが五分五分の場合はファイトしましょう。
相手のオーバーが少し遅れているとき、オーバーに入った味方が明らかに押し勝っているときは絶好のファイトチャンスです。
逆に、相手がすでに2~3人がっちりオーバーしてきたら、基本一切ファイトしない方がいいです。
それこそ無駄な体力を使ってしまうからですね。
ただ、トライまで5m程なら話は別です。
なぜなら、オーバーに入っている相手からの持ち出しがあり得るから。
強いチームほど、機転のきくFWが多いです。
ラックの前を開けてしまった結果、誰もディフェンスしないままトライされることがよくあります。
この被トライを絶対避けるために、被トライまであと5mなら必ずファイトしましょう。
自分から遠いところで大ピンチの場合、ボールキャリアーを追いかけるの?
一口に『遠い』といってもいろんな場面があるでしょう。
ここでは『自分の逆サイドにいるポストが抜かれて大ピンチ』という場面を例に挙げます。
こういった場面ではどう動くべきか。
結論から申し上げますと、「ボールキャリアーは追いかけず、まっすぐ下がる」となります。
ボールキャリアーはFBと一番近い選手に止めてもらうようにして、FWは止めた後の次のDFを準備しましょう。
もしここでボールキャリアーをFWが一斉に追いかけてしまうと、DFラインが崩壊します。
ピンチになっても冷静に、自分が次にすべきことを想定して、効率的に移動しましょう。
同じポジションの選手がどう動いているのか研究してみよう!
初心者でも試行錯誤を繰り返すことで、全体的なパフォーマンスを効率よく上げることが出来ます。
練習試合やタッチフットで得た知識を試して、自分に合った技術を探しましょう。
そして、時間がある時に1試合分同ポジションの1人に絞って研究してみることをおすすめします。
研究する試合は花園に出場している高校が参考になるでしょう。
1つでも真似できるものがあれば儲けものです。
DFのランコースを試行錯誤して、ここぞというときに全力でプレーできる選手になりましょう!
アタック編はこちら↓
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