【孫子×ラグビー④】長期戦は避けるべし

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孫子×ラグビー

『孫氏の兵法』と言えば、今やビジネス書としてめちゃくちゃ有名です。
ただ本来は”勝つための指南書”なんだからラグビーにも使えるんじゃね?

と思ったので、孫子の内容を私なりにラグビーに当てはめて書いていこうと思います。
私自身はラグビーを引退しています。
だから、高校や大学ラグビー部の皆さんが「これは役に立つ!」と少しでも思ってくれる内容になってたら嬉しいです。

孫子を知れば、ラグビーでも、社会人になっても役に立つはず・・・?

気楽に読んでもらって、使えそうなものはチーム会議などで活用してみてください!

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『孫氏の兵法』を3行でまとめると・・・

『孫氏の兵法』を3行でまとめるとこうなります。

『孫氏の兵法』を3行でまとめると・・・
  • 無益な戦争はするな!勝っても負けても国が疲弊する!
  • 敵味方の状況・戦力を徹底分析!大勝できそうで利益も大きいなら戦争もあり!
  • やるなら不完全でも迅速に勝って終わらせろ!

となります。

『孫氏の兵法』は戦術書でありながら、「無駄に戦うな!」という教えが最初に来る面白い本です。
孫子は勝敗を占いで予測する当時の風潮を嫌い、

徹底した現実主義
利益を最大に・被害を最小に

を重視した人だったようです。

この前提をもって、『孫氏の兵法』の細かい内容を見ていきましょう!

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今回『孫子』から学ぶこと

長期戦は避けるべし

戦争はめっちゃ費用がかかる!やるにしても長期戦は避けろ!
と孫子は説いています。

戦争というのは、武器に食料、物資の輸送、破壊工作、外交、・・・などなど、
国家の運営にプラスして莫大な費用と労力がかかります。

そして、長引けば長引くほど費用が掛かり、国家は衰退してしまう。
たとえ勝ったとしても、勝った利益より損害が大きければ元も子もない、ということです。

「不完全でもいいから迅速な勝利」こそ、戦争で利益を得るための肝なのです。

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今回『孫子』で学んだことをラグビーに当てはめると・・・

『孫子の兵法』の登場人物をラグビーで当てはめると・・・
  • 君主➡監督、あるいは監督を含めた顧問、コーチなどの首脳陣
  • 将軍➡キャプテン
  • 民➡チームメンバー全員、場合によっては家族含む

前半で試合に勝とう!

もちろん、ほんとの試合は時間があるから後半もやらなきゃいけないですよね。
ここで言いたいのは、

前半で大量得点・無失点で相手の戦意を完全に奪おう!ということです。

前半に全力で戦い、相手が「もう勝つの無理やろ・・・」と思えば、後半は楽に動けるでしょう。
何しろ相手のやる気を完全に奪ってるんですから。

そうすれば、後半にガチンコして余計なケガを負うリスクを減らせますし、控え選手が試合経験を積むチャンスが増えます。

そうしてできる限り人的コストを下げて、次の試合でも勝ちやすくするのです。

試合は莫大な費用の上でできていることを理解しよう!

ラグビーの試合ができるのは、莫大な費用と労力、時間の上で成り立っていることを理解しましょう!

  • ヘッキャ、マウスピース、公式ジャージ、肩パッド、アンダーシャツ、ラグパン、ソックス、スパイク、ポイント
    →そしてこれら全てのスペア費
  • ボール、タックルバッグ、ウォーターボトル、筋トレ器具、メディカル用品などチームの備品
  • コーチや監督の雇用費
  • スポーツ保険
  • 移動費、食費
  • ビデオカメラ
  • レフリーの日当
  • グラウンド利用費
  • 莫大な時間

監督やコーチ、チームメンバー、あなたの家族、そして何よりあなたの莫大で貴重な時間を投資しているのです。

常に「試合で勝って、元を取る!」という気持ちでいれば、モチベを保ち続けられるかも?

点を取るのも迅速に!

点を取るのもできる限り迅速に取りましょう!

簡単に取れたら苦労はない、と思ってるかもしれません。
それはその通り。

だから、練習の段階で迅速に点を取る練習や作戦を立てましょう。
例としては、

  • 敵陣でペナルティもらったら全部キックする
  • バックスも加えたドライビングモール

とかでしょうか。

何度もフェーズを重ねて、体力をごっそり削った上でトライできたとしましょう。
その結果、後半のDFが穴だらけになったら負ける可能性が高まります。

得点だけでなく、体力という費用の管理も大事だと、私は思います。

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今回のまとめ

今回のまとめ
  • 前半で試合に勝とう!
  • どうすれば費用も時間も労力もかけずに勝てるかを考え続けよう!

『孫氏の兵法』は奥深く、あなたの視点から見える新たな考えもあるかもしれません。

あなたが『孫子の兵法』を使って勝利を掴むことを祈ってます!

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参考文献

孫子 著:浅野 裕一

ひと言メモ

原文も解説もあるので自分でも考察できる一冊!

「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」などの名言で知られる『孫子』。春秋時代の孫武(そんぶ)が著わし、二千年以上も読み継がれた名高い古典は世界最古の兵法書として、また人間界の鋭い洞察の書として親しまれ、今日もなお組織の統率法や人間心理の綾を読みとるうえで必携とされている。本書は、従来の宋時代のテキストより千年以上も古い前漢武帝時代の竹簡文に基づく精密な唯一の解説である。

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カラー版徹底図解 孫子の兵法 著:榎本 秋

ひと言メモ

図解もあるのでイメージがしやすい1冊!

※こちらはかなり昔の本なので今は置いてなさそうです。代わりの図解を置いておきます!

ひと言メモ

現代風な図解でイメージがしやすい1冊!ラグビーを例にした図解も少しあり

紀元前500年頃、孫武が勝負は運ではなく人為によるとし、その勝利の法則を理論化した兵法書。情報分析や見極め、行動の時機やリーダー論等、現代に通じるものとして今も人気が高い。「名言」を図解でわかりやすく紹介する。

「世界最古の兵法書」といわれ、今なお広く愛読される『孫子』の名言は、決して戦いや争い事での「必勝法」「リーダー論」だけはなく、ビジネスに、生活に、人生すべてに通じ、応用できる珠玉の言葉。「敵を知り、己を知る」「戦わずして勝つ」など、あらためてその意味を味わいたい。

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超訳 孫子の兵法 著:許成準 ※オーディブル版を聴きました

ひと言メモ

オーディブルでも聴きやすく、ビジネスの例がたくさん紹介されている1冊!

世界中の指導者・経営者が愛読している、世界最古の兵法書『孫子の兵法』を、わかりやすい事例と共に、あますところなく解説。
2500 年前の昔から変わらぬ「勝者の論理」を学べるビジネスマン必読の書!

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